履歴書は面接してもらえるかどうかの大切なポイント
履歴書は保育士にしてもそのほか一般企業を受ける方にしても、面接してもらえるかどうかの大切な書類です。
履歴書には転職理由を書く場合もありますが、その場合、書いてしまうと評価を落とすこともあります。
正直に書くことが必要な履歴書ですが、転職理由については保育士として前向きに働くための理由を考えて書く方が安心です。
人間関係がうまくいかなかったという転職理由
一般企業で転職を考える方も、人間関係がうまくいかず転職を考えたという人は多いです。
もちろん保育士にもこの理由をあげる方が多いのですが、それが事実だったにせよ、それを転職理由として書かないほうが無難なのです。
どうしてなのかというと、雇用する側からしたら人間関係がうまくいかなかった理由、環境は見えません。
自分が悪くないという状態で、職場に意地悪な先輩などがいていじめられていたという状態でもそれは雇用側が知る由もありません。
雇用する側からしたら、こちらの保育園にきても人間関係がうまくいかないから辞めるということになるのではないか、少し甘い考えなのではないか、どこでもこういうことがあるのに弱いのか?と思ってしまうこともあるのです。
辛い状態で転職を考えたかもしれませんが、保育士としてステップアップしていくなどの前向きな理由を転職理由にする方が人材として魅力的に感じてくれるはずです。
お給料が低い、という転職理由
保育士の仕事は働く環境によって違いがありますが、やはり体を動かす仕事になりますし、保護者の方との関係もあり、ハードな面もあります。
しかしお給料は仕事のわりに低いといわれています。
余裕を持って経営できる保育所はそれほど多くないので、お給料が低いので転職を考えたと書いてあれば、「お給料が下がったらやめてしまう?」と雇用側に不安を与えることにあります。
お給料の未払い状態が継続した等、労働基準法に反している状態だったという場合は、転職理由に書くこともいいと思いますが、お給料をもらっていたけれど少ない、上がらないからということを理由に書くのはマイナス行為です。
また今働いている保育園、以前働いていた保育園の文句を言う、批判をするということもタブーです。
もし転職をまた考えて退職し次の職場に行く際に、この園の文句を平気でいうのではないか?と考えるのが普通です。
前向き、元気がいい、くじけないというイメージが大切
転職理由が人間関係やお給料面だったとしても、それを履歴書にかいたらただの愚痴です。
そうではなく、この人を雇用したら保育園が元気になりそう、長く働いてもらえそう、保育を一生懸命やってくれそうとプラスイメージに持っていくことが大切なのです。
今まで人間関係で苦労したという辛い経験があっても、次の職場には「関係ない」ことです。
頭をしっかり切り替えて、転職したらどんなふうに働きたいのか、本来の自分がいきいき働く姿を想像して、履歴書に書く転職理由を考えてみましょう。