子供たちの問題は大きく広がっている
以前はそれほど引きこもりや登校拒否などのお子さんがいなかったと思いますが、近年、どの位いるのか把握できないほどに多くなっています。
そのお子さんによって登校拒否などになった理由は様々ですが、背景には必ずと言っていいほどいじめがあります。
いじめ、それに保護者からの虐待等により苦しんでいる子どもたちを支援するための資格が、保健児童ソーシャルワーカーです。
一般社団法人医療教育協会認定の民間資格ですが、現代はこうしたサポート資格がない事にはお子さんたちの問題も解決しないといわれています。
子供たちは昔と異なる心のストレスを抱えています。
昔よりもずっと深く、子供たちだけでは到底解決できない問題を抱えている子たちが多いのです。
子供同士のいじめ、大人からの虐待、現代はどこでどんな問題が起きても不思議ではない状態となってしまっています。
そのため、子どもたちの目線で児童福祉を行うことの重要性が叫ばれており、保健児童ソーシャルワーカーの需要は今、非常に大きくなっているのです。
保育士が問題に直面した時にも役に立つ保健児童ソーシャルワーカー
保育所でも学校でも養護施設でも、いじめの問題はあるといわれています。
保育園だからいじめなんてまだないと思っていると、隠れていじめにあっている子もいて、どのように解決していけばいいのか悩む保育士さんも多いのです。
家庭があれて環境が悪い状態だったり、学校に適応できないお子さんがいたり、またいじめによって保育園、学校に行くことが出来ない子も少なくありません。
この苦しみ、悩みを多方面から解決するために行動し、サポートするのがこの資格者の仕事です。
保育、福祉という分野以外にも、子どもに関する施設では現代どこでもこうした問題を抱えているので、幅広い活躍ができる資格と考えることができるでしょう。
保健児童ソーシャルワーカーになるためには
保健児童ソーシャルワーカーになるためには、資格を取得することが求められます。
一般社団法人医療教育協会の指定学校で保育士、幼稚園教諭、養護教諭などの専門的知識、技術を履修された方が試験を受けることができます。
この試験は年2回行われており、各教育指定校において申し込みを行うことができ、全国統一試験に合格することで保健児童ソーシャルワーカーとして活躍することができます。
試験は例年11月と1月に行われていますが、受験料等に関しては、一般社団法人医療教育協会のホームページを参照してください。
いじめの解決や引きこもり、登校拒否の解決には時間がかかりますが、保育所や学校等にこうした保健児童ソーシャルワーカーがいる事で、保護者の方々も安心できますし、また保護者の方も家庭の問題を相談したり、お子さんとの向き合い方をお話しするなど、保護者のサポートも安心です。