林業、森林に関して知識を指導する森林インストラクター
森林に入って利用する人たちに対し、自然を深く利用してもらうために、林業、森林に関する専門的知識を指導し、森林を案内するなど野外活動を指導する資格者を森林インストラクターといいます。
アウトドアキャンプ、森林浴など、自然の中で過ごすことが流行していて、現代はトレッキングなどを趣味とする方も多くなっています。
山、林、森などの知識を持っている方ならいいのですが、知識を持っていないと自然を壊すことにもつながります。
森林インストラクターはこうした森林の中で正しく楽しむことや、森林のしくみ、野鳥の名前などを案内する立場にあります。
森林インストラクターの資格を取得して保育士が活かすために
森林インストラクターの資格を取得することで、森林インストラクターとして認定され、都道府県の教育委員会などで必要な関係機関に紹介されます。
都道府県に依頼されて森林インストラクターとして活動をおこなったり、青少年団体や自治体の自然観察会等の森林調査を依頼されることもあるようです。
子供たちがキャンプなどに行くときなどはバードウォッチングを楽しんだり、森林観察の仕方や山菜の取り方などを指導することもあります。
幅広い年齢層の方々、また幅広い分野でこの資格を活かすことができるので、保育士が資格を取得しておけば保育所の他でも活かすことができるでしょう。
子供たちを連れて野外活動に行くこともありますし、遠足に行く機会も多い保育士です。
森林に入って子供たちに木々の事を説明したり野鳥についてお話しできれば、子どもたちの信頼を得ることもできるでしょう。
森林インストラクターの試験とは?
森林インストラクターの資格取得のためには試験を受けることが必要です。
一次試験は筆記試験で、森林、林業、安全及び教育、森林内の野外活動という4科目について専門知識を持っているかどうか判定されます。
この筆記試験ではそれぞれの科目で60%以上の正解が必要です。
一度互角した科目については次回受験時免除されます。
その合格有効期間は5年間となっていますので、合格できなくてもあきらめずチャレンジしましょう。
二次試験は実技試験と面接があり、実技では10分程度面接官の前で鳥類、樹木の枝葉の絵などの素材から、森林インストラクターとして模擬演技を行うという試験です。
面接は自己紹介を行ったり、この資格を受験した志望動機的なところを質問されることが多いようです。
例年日程は9月中旬あたりで、合格率は20%程度、受験資格は20歳以上となっています。