保育士って残業が多いの?
これも保育園によったものですが、保育園には全く残業がないということは稀です。
通常、翌日の準備や保育士同士の会議、片づけ、清掃等があり、残業がある保育園の方が多いと思います。
厚生労働省の平成24年度の調べによると保育士の残業時間数平均は月4時間となっていますが、実際働いている保育士の皆さんにとって、「ええ?4時間なんてことはない」と反論したくなるのではないかと思います。
というのも、保育士のお給料については子供と接している時間について考えられており、その他の事務作業などは入っていないのです。
勤務外時間の統計には事務作業が適用されていないので、1ヵ月4時間という数字は当てになりません。
今働く保育士さんに聞いてみると、誰もが残業を行っていますし、家に持ち帰って工作などを行うなどもありそれを含めたら、1ヵ月平均残業は60時間を超えているという人が多いのです。
なぜ?残業が多くなる?
保育士の場合、仕事のメインはもちろん、子供の面倒を見る、保育するということになりますが、その他にも、教材を準備したり月々のお誕生日の支度をしたり、イベントは1年中ありますのでイベントを行う準備などが入ればさらに忙しくなります。
保護者から相談がある、クレームがあるということならその対応時間もありますし、こまごましたことが忙しく、翌日の教材を作るという事が出来ないこともあるので結果、自宅に持ち帰って仕事をするということも少なくないのです。
保育士は男性がふえてきているものの、やはり女性が多い職場なので自宅に帰ると育児、家事が待っているという人も少なくありません。
残業で終えなかった仕事を自宅に持ち帰り家事を行ってから仕事をするという方もいますので、疲労によって体調を崩すという人もいると思います。
残業が少ない保育園はある?
家の事情や働き方を考えて残業が少ない保育園に勤務したいと考える方も多いとおおみますが、残業が少ない保育園を探すのは難しいといえます。
就職転職情報サイトなどに残業の実質時間がかかれていますが、サービス残業分が含まれていないということもあります。
そのため、残業が少ない保育園を希望される場合、就職転職情報サイトなどのカウンセラーなどに相談し、実際にどのくらいの残業時間があるのか調べてもらうことも考えるといいでしょう。
正社員ということにこだわらないのなら、勤務時間をしっかり決めることができる派遣勤務という雇用を選び派遣で保育士として働くという手段もあります。
もし派遣された保育園が希望通りではなく残業があるということなら、別の派遣先を紹介してもらうこともできます。