1. >
  2. >
  3. 持ち帰り仕事は当たり前?

持ち帰り仕事は当たり前?

保育士の仕事で持ち帰り仕事している割合

持ち帰り仕事をしている保育士は多いようです。
ある調査によりますと、毎日、何かしらのしごとを持ち帰っているという保育士は全体の3割になっています。
週に1日、持ち帰り仕事があるという保育士は何と8割ですから、なかなか多いです。
そして、持ち帰り仕事なしという保育士は5%だそうですから、ほんの少しということになります。

つまり、ほとんどの保育士が持ち帰り仕事をしているのです。
このことは保育士の人数が日本全国で足りていないということが原因でしょう。
国の基準で保育士を配備して、この状態ということですから、困った事です。
つまり、書類仕事をする時間が勤務時間内に取れないということで、それだけでなく残業代も出せません。

保育士の仕事量はどの位か

では、そもそも保育士の仕事量というのはどの位なのか、気になるところです。
勤務時間いっぱいで、保育士は子供たちの面倒を見ます。
それ以外の時間が書類作成ということですが、その時間が足りないという事です。
大抵の保育士は勤務時間が終わって、1~2時間、残業で書類作成等をしているということになります。

仕事量を考えると大変な量になるでしょう。
とくにお遊戯会や運動会等の行事前が作るものが多いので、大変です。
それでも、子供が園にいる間はけがなどがないように、目を光らせていないといけませんし、運動会やお遊戯会ですと演目の指導もあります。
家で2時間くらいは仕事に時間を費やしているそうですから、労働時間はブラック企業並みといえるかもしれません。

改善策は?

持ち帰り仕事をなくす改善策は、完璧を目指さない、相談できる人がいたら相談する、効率よく進める、持ち帰り仕事のある園に就職しないと言ったことが考えられます。
たとえば、壁面飾りもきれいに完璧に作るのは大変な作業です。
その場合、紙を切るのも1枚ずつでなく、何枚か纏めて切れ場、時間短縮になりますし、効率よく切れるようなカッターナイフがあると良いでしょう。
このように、良い道具を揃えておくと仕事が速くなり、楽できます。

そして、完璧を目指すと大変ですし、心身共に疲れるのである程度で妥協しましょう。
また、確認する人は誰なのかも明確にしておくと二度手間にならなくてすみますから、気を付けていた方が良いです。

そのように工夫しても行き詰ってしまったら、相談出来る人に相談してみると良いです。
同僚でも、先輩でも信頼できる人がいると心の持ちようが違います。

さらに、大事なのは職場の環境です。
持ち帰り仕事があたりまえという園には就職しないように、情報を確認しておくことが大事でかもしれません。
すでに、そういった園に就職して困っているという人は園を変えるということも考えてみましょう。