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幼稚園教諭と保育士の違いについて

幼稚園教諭とは

保育士と非常によく似た仕事に幼稚園教諭があります。
女性がなりたい職業というと必ず上位に上がってくる保育士と幼稚園教諭ですが、必要とされる資格などはまったく違いますから、どちらになりたいかは早いうちから決めておく必要があります。

幼稚園教諭になるためには幼稚園教諭免許状を取得する必要があります。
免許状を取得するためには幼稚園教諭養成課程のある大学か短大、あるいは専門学校に行き、専門科目を修了しなければなりません。
幼稚園教諭免許状には2つの種類があり、大学卒は一種免許、短大・専門学校なら二種免許になります。

保育士になりたくて保育士の資格を取ったけれど、後から幼稚園教諭になりたいという人の場合、保育士として3年以上の実務経験があれば学校で勉強し直さなくても幼稚園教諭の免許状が取れる道も開かれています。
この場合には各都道府県教育委員会の教育職員検定に合格する必要があります。

幼稚園教諭の仕事

子どもの成長に携わる仕事がしたいという人にとって、幼稚園教諭は憧れの職業のひとつですよね。
幼稚園というのは保育園とは違い、子どもを「預かる」場ではなくて子どもが学び、他の子どもたちと遊びながら社会性を獲得していく場です。
ですから毎日毎日どのような遊びをするかを積極的に考えていける人が教諭として向いています。

幼稚園の年少といえば3歳児ですから、「教育をする」というよりは「一緒に遊んであげる」といった性格の方が強く、園児の運動能力を伸ばす時間が設けられています。
幼稚園の中には預かり保育が併設されているところも多く、幼稚園教諭と保育士が連携しながらそれぞれの業務をこなしているケースも少なくありません。

保育士の仕事

保育士は勤務時間が午後2時頃までの幼稚園と違い、夜8時まで勤務が必要とされることもあります。
仕事を持っているお母さんが安心して働けるようにと多くの保育園では朝7時頃から夜8時頃まで子どもを預かることが多いので、勤務時間も三交代制などシフト制になることが多いようです。
園内で食事をする子どもも多く、幼稚園よりも「生活の場」の要素が強いのも保育園の特徴です。

最近では「認定こども園」という施設も出てきており、幼稚園と保育園を合わせた両方のメリットを持ったような園となっています。
幼稚園教諭も保育士も似たような仕事ですが、幼稚園教諭は先生なので人に教えるのが好きな人に向いており、保育士はどちらかというと家族の一員として子どもを扱える人に向いていると言えましょう。

お給料に関してはどちらも同じような感じですが、幼稚園教諭は幼稚園児と同様に長いお休みをまとめて取れる点が大きなメリットとなっています。