円満退社で退社することが大切
退職を考える時には、一般的な企業であっても保育士や教師であってもとても大切な事です。
責任を持って仕事を行ってきたのですから、責任をもって次の人に引き継ぐ、終わりを汚すことなく次に向かうということは社会人として当たり前のことと考えましょう。
退職するということはなかなか言いにくいものですしタイミングもあります。
みんなが納得できる退職理由を提示し、円満退社となるようにすることが求められます。
退職理由は真実だけを述べないほうがいい
退職する理由には、給料が低い、人間関係がうまくいかないなど、保育士によって様々です。
でもこれを正直に言ってしまうと思わぬ方向に向かってしまうこともあるのです。
例えば給料が安いからということを退職理由とした場合、人員が足りない状況であれば「給料を上げるからいてほしい」といわれるかもしれません。
この場合、給料が安いという面を少しでもクリアしてくれたらそれでも退職すると言い出しにくく、結局残る事になってしまったという人もいます。
またこれが周りに伝わり「辞めるっていってお給料を上げてもらった」とうわさになる事も少なくないのです。
例えば夫の家の事情、介護の必要性がある、健康上の理由など、退職することに誰もが意見をいえない状態で止めることが大切です。
すぐに退職したいという時でも後任者を待つこと
今すぐにでも退職したいという状態にあっても、退職したいと願いを出してから翌日からこないというのは、本当に緊急的な退職だけです。
ご本人が病気になりかなり長く闘病をしなければならないという場合など以外は、後任の方が決まって仕事の引継ぎを行って退職することがマナーです。
特に保育園の場合、人員きりきりで運営しているという所が多いので、一人欠けると安全にお子さんを保育することが難しくなってしまうことも少なくないのです。
次の人をみつけるためには求人をだし面接を行い、次の人をみつける時まで少なくとも1ヵ月くらいはかかりますので、退職願を出すのは最低でも1ヶ月前、出来れば2ヶ月から3ヵ月くらい前に出すようにします。
引き継ぎは受け身ではなく自分が主導して
自分がしてきた仕事は自分が最もよく理解していることなので、引継ぎについては残った先生に対して積極的に、自分主導で行う必要があります。
年度に合わせて退職ということならともかく、年度途中での退職となる場合、引き継ぎ事項がかなり多くなるので、引き継いでおくべきことをリストアップし後任や残る先生たちにわかりやすく丁寧に引き継ぎます。
しなければならないこと、引き継ぐべきことを箇条書きにする、また引き継ぎノートを作って、思い出したことなどをメモしたり、終わった部分をチェックしながら引継ぎを進めていきましょう。